「さらなる進化で新たなステージへ」
高精度カメラトラッキングを実現!
RedSpy(レッドスパイ)は業界標準の光学式カメラトラッキングシステムです。収録用カメラにRedSpyカメラを取り付け、トラッキングエリアに貼られた小型反射マーカーを撮影することで、カメラの位置・姿勢情報とレンズデータをリアルタイムに高精度で出力します。ライブ配信・映像制作、放送分野で高精度なリアルタイム合成演出が可能です。
特長
高精細センサーを搭載し
高精度なトラッキングを実現
RedSpyカメラに搭載される光学センサーがさらに高精細なものへと進化し、離れた場所の数ミリ程度の小さなマーカーも正確に捉えます。また、光学センサーに加え3種類の姿勢検出センサーを搭載し、カメラの視野が遮られても安定したトラッキングデータ出力が行えます。光アダプターオプションにより、カメラとベース間を光ケーブル1本で長距離接続できるなど、手持ち撮影やステディーカム、クレーンへの搭載など多彩な撮影スタイルに対応します。
RedSpyカメラがさらに小型化
RedSpyカメラがさらに小型・軽量化され、撮影用カメラへ取り付ける際の自由度が広がりました。軽量化されたカメラによりカメラマンの負担を大幅に軽減するとともに、高い機動性を発揮します。
RedSpyのカメラケーブルがPoE LANに対応
RedSpyカメラと本体プロセッサー間はPoE LANケーブル1本で接続可能です。撮影用カメラ周りのケーブルの取り回しがシンプルになり機動性に貢献します。また、LANケーブルにより、カメラと本体間を最大100m離して設置が可能です。
光ケーブル一本で長距離伝送可能
光ファイバーアダプターオプションを使用すれば、RedSpyカメラが取り付けられたカメラと、本体が設置されたベース間を光ケーブル1本で接続可能です。RedSpy用のLAN、カメラの12G映像信号や同期信号、TLC、音声、タリー、電源など、光ケーブル1本に集約して伝送可能です。
高機能なHFプロトコルを採用し
高精度な幅広い演出に対応
RedSpyは、高機能なトラッキング情報を内包するStype社独自のプロトコル“HFプロトコル”に対応。既存のカメラの6DoFデータやレンズのズームデータなどに加え、レンズの歪みやFOV、センターシフトデータなども送出できるため、より精度の高いCG表現が行えます。また、従来のD1プロトコル(FreeD)も選択可能です。
幅広いカメラに対応
RedSpyカメラは、シネデジタルカメラから放送用カメラまで、さまざまなカメラに取り付けることが可能です。映画用PLマウントカメラ、放送用B4マウントカメラなど、外部同期信号を入力可能なカメラであれば幅広く対応します。また、使用環境にあわせ、RedSpyカメラを天井や床に向けて設置し撮影が行えます。
グリーンバックのみならずLEDにも対応
先進的なバーチャルシステムを構築可能
RedSpyはグリーンバックだけでなくLEDパネルを
世界の放送局が認めた実力
幅広い分野で導入されています
RedSpyはCNN、MTV、BBC、FOX、SKYなど海外の主要なテレビ局やケーブルテレビから、日本ではテレビ東京、サイバーエージェント、バーチャルラインスタジオ、アマナ、ヒビノ、i7、DAG他などで導入・運用され、テレビの生放送から、オンラインミュージックライブなどの各種ライブイベント、企業広報や各種セミナー、映画、ドラマ、CM撮影、放送用途などで幅広く採用され好評を得ています。また、設置~操作が簡単なため、出先の仮設スタジオなどでも高精度なバーチャル演出が手軽に行えます。
主要レンダリングエンジンに標準対応
RedSpyは、Reality、disguise、Aximmetry、Unity、Touch Designer、Vizrt、Brainstorm、Orad、Waspa3D、RTソフトウェア、Xpression、Chyron Hegoなどの主要なレンダリングエンジンが標準で接続をサポートしています。また、Stype製オリジナルプラグインを使用することでUnreal Engineとの接続も可能です。接続時にはカメラの6DoFデータ、レンズの歪データやFOVデータを含むHFプロトコルや、従来のD1プロトコル(レンズの歪データ、FODデータを含まず)による接続もサポート。また、収集されたトラッキングデータはタイムコードなどとともにFBXおよびXML形式で保存できるため、ライブでの運用だけでなく収録後のポスト処理も可能です。
仕様
RedSpy製品仕様
RedSpy3.0カメラ | サイズ:約(Φ)62.5mm ×(H)90mm |
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搭載センサー | 光学センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー |
メインユニット | サイズ:約(W)196mm ×(L)225mm ×(H)84 mm |
RedSpy3.0カメラとメインユニット間の接続 | PoE LANケーブル(1GB) |
操作インターフェース | 専用タッチスクリーンモニター |
対応レンズ | シネ用PLレンズ |
システムデータ遅延 | 5ms |
空間分解能 | <0.1mm |
角度分解能 | <0.003° |
外部同期 | BBまたは三値 ※システム運用時は外部同期信号の入力が必要 |
運用スタイル | (例) |
対応レンダリングエンジン
レンダリングエンジン | Reality / Aximmetry / Unity / disguise / Touch Designer / Unreal Engine / Vizrt / Brainstorm / Avid / Wasp3D / Xpression ほか |
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通信プロトコル | STYPE HF / D1(FreeD)/ STYPE A5 |
接続方法 | Ethernet(UDP オーバーIP)、シリアル |
保存フォーマット | FBX、XML |
通信プロトコル
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※HFプロトコルを使用する場合はCGレンダリングエンジン側で対応するバージョンをご使用ください
RedSpy標準セット
RedSpy3.0カメラ
RedSpyカメラには光学センサーをはじめ加速度センサーやージャイロなどの各種センサーが搭載され、さまざまな状況下で安定した運用が可能です。高解像度センサーは焦点深度が深く高低差のあるカメラワークを行っても確実にマーカーを認識し続けます。また、カメラが遮られマーカーを撮影できなくなっても、加速度センサーやジャイロによってシームレスにカメラトラッキングが行えます。センサー前面に設置されたバンドパスフィルターにより、赤外領域以外の光をすべてカットするため、照明のあるスタジオや屋外でも安定してマーカーのみを捉えます。
RedSpyメインユニット
RedSpyのメインユニットは運用方法に合わせて設置場所を選択できます。RedSpyカメラとメインユニット間は、LANケーブル一本でデータ通信と電源送出が行え、最大100mまで距離を離して設置することが可能です。また、光アダプターオプションを使用すれば、最大1kmまで設置距離を延長可能です。
操作用タッチスクリーンモニター
RedSpyシステムの操作を行うタッチスクリーン式モニターです。ウィザード形式のメニューによるキャリブレーション操作やシステムの各種の設定が行えます。また、マーカーの識別状態をリアルタイムに監視できます。
エンコーダー搭載レンズ(グリップモーター付属)用エンコーダーケーブル
エンコーダー搭載(グリップモーター付属)のキヤノン/フジノンレンズ用
エンコーダー(グリップモーター付属レンズ)を搭載したレンズで使用するケーブルです。キヤノンおよびフジノンレンズ用がそれぞれ用意されており、レンズ付属のグリップモーター部分のバーチャルポートコネクターから出力されるズームとフォーカス情報を取り出すことができます。デジタルタイプ(20ピンコネクター)の放送用レンズで使用できます。ケーブルは標準セットに含まれています。
外付けレンズエンコーダー
エンコーダー未搭載レンズ用
エンコーダーが付属してない映画用PLマウントレンズなどに装着することで、フォーカス、ズーム情報を検出することが可能になります。標準セットにはフジノン、キヤノンの放送用ENGレンズのギア(歯車)が付属しています。PLマウント用レンズのギアセットはオプションです。
LANケーブル
RedSpyカメラとメインユニット間はLANケーブル(CAT6)で接続し最大約100mの延長が可能です。LANケーブル1本でデータ通信と電源供給が行えます。標準セットには20mのLANケーブルが付属しています。また、オプションの光アダプターを使用すると最大約1kmまで距離を延長可能です。
オプション
光ファイバーアダプター
RedSpy3.0カメラを取り付けた撮影用のカメラ側と、RedSpyの本体を設置したベース間を光ファイバーケーブル1本で接続するためのオプションです。RedSpyカメラのPOE LAN、ゲンロック、TLC、映像信号(本線、リターン)、音声、タリー、電源などを、最大約1kmまでファイバーケーブル1本で送ることが可能になります。カメラ位置にかかわらず自由にベースの場所を設置できるほか、多数のケーブル敷設が不要になりケーブルにまつわる事故も防止できます。
シネレンズギア
PLマウントのレンズに対応したギアセットのオプションです。標準セットには放送用B4レンズのギアが含まれています。